アマモ場の保全、回復に努力しましょう。

 

*地曳網

中止・順延としていました明石市江井ヶ島海岸での地曳網(夏季調査)は、アマモ種子採取と合わせ616()に無事にではありませんが、晴天に恵まれ行うことができました。

準備作業のため、江井ヶ島海岸に11:00に行きましたが、既にご家族連れやグループがテントを張って、くつろいでおられます。早速、午後1:00からの地曳網に参加して頂けるようお願いに回りましたが、皆さん快諾して下さいました。

予定通りの午後1:00に網を曳き始めました。

西側の皆さん

東側の皆さん

西側は軽く、東側は重いということですが、調子を合わせてロープ継ぎ目の金具、50mローブの真ん中のビニールテープが同じように海面に顔を出すように曳き、最後は海岸に勢いよく引き揚げます。ところが、網がありません?トラブルです!

袖網のはじめから袋網の最後尾まで、袖網と袋網開口部の下部に取り付けている重し用のチェーンに巻き込まれて、一本のロープ状になっています。失敗です!

なんでこうなるのか?スタッフ全員が知恵を絞りますが、簡単に結論は出ません。困った!!さて、どうする?

これまでにもこのような状態になったことがあり、再度の挑戦でうまくいったことがあります。そこで、網を曳いて頂いた方々に謝罪して、再度曳いて頂けるようお願いしました。

地曳網を設置し、曳き始めます。アマモの生育密度が小さい部分は無事に通過、袖網センタに取り付けたブイ代わりのペットボトルも見えます。ところが、アマモが密生している部分に達してすぐに、ペットボトルが水中に引き込まれるように没し、見えなくなりました!袖網とペットボトルを結ぶロープの長さは水深以上あるため、通常であればずっと見える筈です!

ここで、またの失敗を思いましたが、そのまま網を砂浜に引き揚げました。

やはり、先程と同じ状態です。

通常だと網がアマモを順次寝かせてアマモを擦りながら曳かれるが、潮位が低く、下げ潮で、アマモが水面に顔を出し、網の曳く方向と逆の沖側に寝ているため、アマモの抵抗が強く、重し用のチェーンと取り付けた網底部のロープが回りながら曳かかれているから?こうなる?

子ども達はスタッフが網を元の状態に戻すのを見ながらでも、網に入った(かかった)ハゼやメバルなど小さな生き物を見つけては楽しそうに声を上げますが、さてどうする!!

この状態では何回やっても同じですので、アマモ場は断念し、“地曳網本当こうなんですよ!”ということを知ってもらえるよう東側のアマモが疎らなスパンに移動して行うことにしました。

皆さんに再度お願いして、東側に移動して地曳網を曳きましたが、こちらはバッチリでした。

砂地ではありますが、いろんな生き物が入っていました。

早速、皆さんに生き物の選り分け作業をやって頂きました。

アオサを除去して、皆さんに小分け

 

砂浜に三々五々広がって、生き物の選り分け

生き物の説明に来て頂いている神戸市立須磨海浜水族園の吉田園長さんにも申し訳ありませんでした。アマモ場の失敗で時間がなくなり、説明時間を取れないため、作業の流れの中で皆さんの質問を受けて頂きました。

 

吉田園長さん、今日は説明に時間がなく、すいませんでした

参加して頂いた方、吉田園長さん、スタッフの皆さん!今日はお疲れさました。

わずか2時間足らずですが、本当に疲れたーという気持ちです。

さて、採捕生物については結果がまとまり次第報告します。

なお、秋季調査は9月に行いますが、今回のようなことのないよう、当日の潮位などを検討して日程を決めますので、これに懲りませず、皆さん応援して下さるようお願いします!!

 

*アマモ種子採取

※赤穂市唐船海岸

予定していた611())明石での地曳網(夏季調査)の中止・順延に合わせ、15()に行いました。曇り空でしたが、雨も降らず、波もなく種子採取には良き日でした!

しかし、海岸について感じました!海岸地形が昨年とは少し変わってるのでは

階段護岸前面に砂が付き始めている?タイドプールやバーの位置が変わっている?

早速、胴長を履き、海に入りましたが、岸辺のタイドプールは足を取られるほどでしたが、砂が覆ったのか不安感なく歩けます。また、赤穂漁港側の突堤西側は昨年もアマモが繁茂していましたが、なお一層生い茂った感じで、分け入って歩くことが難しいほどのアマモ生育密度です。

アマモの花枝はすぎに見つかるほどですので、時期としては適当です。

午後3時前後に相生湾自然再生学習会議の関根前会長、松村現会長さんも来られ、一緒にアマモ花枝を採取しました。

1時間で玉ねぎ2袋分で、十分ですね!

このあと、関根さん、松村さんと話をしましたが、相生湾にアマモが見られるようになったとのことで、引き続き那波小、相生小の子ども達と一緒にアマモ場再生活動を行っていくとのこと。うれしいですね!そこで、相生湾自然再生学習会議が赤穂市漁協さんと相生漁協さんの了承を取り、アマモ種子を採取し、相生湾でアマモ種子を養生して、家庭用冷蔵庫の保冷室で保存することを来年度から行ってみてはと当方から提案しました。是非、検討して下さい!

唐船海岸 (H29.6.8)

唐船海岸 (H30.6.15P.M.5:00)  潮位:ほぼ±0.0m

※明石市江井ヶ島海岸

さて、地曳網は“疲れたー”というのが実感です。地曳網のあとアマモ種子採取をするため、潮位が下がる日を選んでいるのですが、今回の地曳網失敗を考えると、原因は潮位としか考えられず、来年は潮位表を見て、地曳網を行うには潮位が低すぎる場合は別個に行うことにします。

気を取り直してアマモ種子採取です。

地曳網に参加された家族連れの方が3家族、引き続き応援してくれました。当方のスタッフを加えると10名以上に!久しぶりの盛況です!

まず、子ども達に水深が腰以上の沖合には行かないこと、ぬかるみに足を取られた場合は慌ててバタバタせず、大人に大声で知らせることなどの注意をして海に入ります。そして、子ども達に栄養株と生殖株(花枝)を実際に手にしてもらい、その区別と見分け方を説明しましたが、子ども達は呑み込みが早いですね!すぐに、歩き回り始めて、花枝を探します。

時期は良かったようで、花枝は探し回ることもないほどいっぱいです!

1時間で玉ねぎ4袋分で、十分ですね!

皆さんありがとうございました!そして、ご苦労様でした!

江井ヶ島海岸・自生アマモ場 (H30.6.15P.M.6:00) 潮位:ほぼ±0.0m

 

 

特定非営利活動法人アマモ種子バンク

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最終更新日: 平成30711